[シドニー 25日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)の国内市場担当責任者デビッド・ジェイコブス氏は25日、潤沢な準備金を確保する新たな制度に移行する中、準備金は依然として基調的な需要を上回っていると述べた。新制度により、金利を政策金利であるオフィシャルキャッシュレート付近に維持しながら、銀行に十分な流動性を供給できると語った。
同氏は「潤沢な準備金政策」に関する講演の中で、豪中銀がコロナ禍の政策下で取得した資産が満期を迎える中、準備金は2022年以降に半分以上減少しており、この傾向は今後も続くだろうと述べた。
だが、短期レポ市場では依然として低コストで資金を調達することが可能であり、新制度における全額割当型の公開市場操作(オペ)の利用は依然として限定的だと語った。
同氏は「これらのデータを総合的に見ると、われわれはまだ、準備金が需要によって左右されるような状況にないと言える」とし、「十分な準備金に達する時期は極めて不確実だ。数年先になる可能性もあるが、銀行の需要が増加したり、市場に摩擦が生じたりすれば、もっと早く達する可能性もある」と述べた。
中銀は2024年に潤沢な準備金制度に移行すると発表した。この制度では全額割当型の公開オペを通じてキャッシュレート目標に近い価格で銀行の準備金需要を満たしている。これにより、超過準備金と為替決済レートを用いて金利の下限を設定する従来の制度は終了した。