研究チームによれば、一般的には岩石や金属の核が大きくなるほど水素が豊富な大気を引き寄せる。太陽系の木星や土星といった惑星は、地球の約20倍の質量に達した後、巨大な大気が形成された。

「問題は、地球の20倍もの質量があるこの惑星が、なぜそうならなかったのかだ」(クロフト)

考えられる理由について、研究チームは複数の説を打ち出している。GJ 523bがかつて恒星の至近距離を公転していて、強烈な熱によって大気の大部分を失ったという説。あるいは、GJ 523bは2つの惑星が衝突してできた天体で、衝撃で発生した熱で大気がなくなった可能性もある。

「惑星は極度の高温になると大気を保持できない。そのため、この2つの惑星によって形成された巨大な岩石の塊が、ほとんど大気のない状態で残ったのかもしれない」とクロフトは解説している。

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