[ワシントン 24日 ロイター] - 今週開催される米経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でのウォーシュ連邦準備理事会(FRB)議長による就任後初の講演は、最近の債券利回り上昇を受けて注目度がさらに高まっている。

インフレ率が5年以上にわたり2%の目標を上回る中、市場はすでに「政策金利は引き上げられる必要がある」という結論へと急速に傾いている。

世界的には、元FRB議長でノーベル経済学賞受賞者のベン・バーナンキ氏が市場金利を低く抑えていた要因として指摘した「世界的貯蓄過剰」は、政府債務の増加、国際貿易や供給網の断絶、高齢化に伴うコスト、そして人工知能(AI)分野への民間投資の急増といった要因により、利用可能な投資・融資資金の奪い合いを招く「世界的貯蓄逼迫」へと変化している。

ピーターソン国際経済研究所のアダム・ポーゼン所長は、インフレ率の上昇と「長期的かつ数年続く金利上昇トレンド」見込みを反映させるべく、「債券市場も連邦公開市場委員会(FOMC)も明らかに『目を覚ます』ことを決めた」と指摘。ウォーシュ氏は自身が追求したい長期的な構想にこだわるのではなく、FRBが現在の経済状況をどのように評価しているか、そして最近の世界的な市場動向がもたらす影響について、より重点を置く必要があると指摘した。

「彼が語るべきなのは『私は言っていた通りデータを注視し、市場の声を聞き、委員会の意見にも耳を傾けてきた。データに変化がなければ、今後数カ月以内に利上げを検討する理由が明らかに存在する』ということだ」とポーゼン氏は述べた。

ウォーシュ氏の基調講演は28日に行われる予定だ。

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