Anirban Sen Utkarsh Shetti

[24日 ロイター] - 米証券取引委員会(SEC)は、人工知能(AI)特化型ヘッジファンド「シチュエーショナル・アウェアネス」と取引していた米銀各行に対し、同ファンドの取引やレバレッジ活用状況について情報提供を求める召喚状を送付した。事情に詳しい関係者が24日、ロイターに明らかにした。同ファンドは先月、破綻寸前まで追い込まれていた。

同ファンドは世界的な半導体株の急落でレバレッジをかけた投資が混乱に陥り、保有する上場株の大半をシタデルに売却せざるを得なくなった。

SECはマージンコール(追加担保の差し入れ要求)を招いた取引のタイミングを調査しているほか、レバレッジ活用を巡るゴールドマン・サックス、JPモルガン、シティグループ、バンク・オブ・アメリカ(BofA)など主要な貸し手とのやり取りも調べている。

シチュエーショナル・アウェアネスは声明で「注目度が高く、大きなリターンを生み出している、あるいは特に劇的なドローダウン(資産価格の下落)を経験したファンドを規制当局が精査するのは当然だ」とし、「当社は厳格な規制下にある企業であり、規制当局からのいかなる要請にも全面的に協力する」と述べた。

2024年に設立されたシチュエーショナル・アウェアネスは、米オープンAIの元研究者レオポルド・アッシェンブレナー氏が運営している。同氏はAI技術の将来を巡り話題を呼んだ論文やAI関連銘柄への強気の賭け、ファンドの並外れたリターンによって一躍脚光を浴びた。

しかし、7月にAI関連銘柄が広く売り込まれたことを受け、同ファンドはポートフォリオの価値が同月だけで67%下落したと投資家に通知していた。

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