Michel Rose
[パリ 23日 ロイター] - フランスの中道左派政治家ラファエル・グリュックスマン氏が23日、2027年春の大統領選への出馬を表明した。急進左派のメランション氏に対抗し、分裂状態にある左派の主導権を争う構えだ。
次期大統領選は極右の存在感が一段と強まる中で争われる見通しだ。世論調査では極右指導者マリーヌ・ルペン氏が第1回投票の支持率で一貫して首位を維持しており、中道や左派の対抗馬が決選投票で同氏を破るのは容易でないとみられている。
グリュックスマン氏は仏テレビ局TF1に対し「私は大統領選の候補者だ」と述べ、「われわれはこの国を極右に明け渡すのか。そのような選択を前にして、傍観するわけにはいかなかった」と語った。
同氏は親欧州派の欧州議会議員。24年の欧州議会選で主流の左派連合を率いて14%の票を得た。世論調査ではメランション氏に後れを取っており、同氏や他の中道左派候補が穏健左派勢力を結集できるかどうかが焦点となる。
グリュックスマン氏は「原則を貫けば、左派は大統領選に勝てる」とし、「メランション氏を恐れるのはやめなければならない」と述べた。
グリュックスマン氏はマクロン大統領の親ビジネス路線の一部を批判する一方、親欧州・親ウクライナという同様の路線を掲げ、自由民主主義の断固たる擁護者としての立場を打ち出している。