[ソウル 24日 ロイター] - 韓国国防省は、北朝鮮がロシアへの追加部隊派遣に向けた準備を続けているものの、派兵が差し迫っている兆候は確認されていないと述べた。韓国国会議員の事務所が明らかにした。

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正党総務部長は先週、北朝鮮がロシアのウクライナ侵攻支援に最大5万人規模の追加兵力を派遣する計画だとするウクライナのゼレンスキー大統領の主張を否定した。

韓国のYu Yong-weon議員の事務所によると、国防省は同議員への声明で、北朝鮮は短距離弾道ミサイルを含む兵器システムをロシアに供給し続けていると説明。北朝鮮がロシアに供給した砲弾は、152ミリ砲弾換算で1500万発以上と推定されるとした。

同議員の事務所は国防省国防情報本部の分析を引用し、戦争で使用された北朝鮮製ミサイルは、戦場データに加え、ロシアからの技術的助言や部品支援を通じて精度が向上した可能性があると指摘した。

同省は、韓国との紛争で使用を想定しているとみられる北朝鮮の一部弾道ミサイルや多連装ロケット砲の開発が完成に近づいているとの見方も示した。

さらに、米領グアムに到達可能な北朝鮮の中距離弾道ミサイル「火星12」について、実戦配備に向けた準備が進められていると分析した。

同省によると、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)は米本土に到達する飛行能力を有するものの、これまでの試験発射が全て、発射角度が高い「ロフテッド軌道」で行われてきたため、弾頭の大気圏再突入を含む主要技術は検証されていないという。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。