Suzanne McGee Nicholas P. Brown Siddharth Cavale

[プロビデンス(米ロードアイランド州) 23日 ロイター] - 11月の米中間選挙へ向けて最近実施された予備選挙で民主党の急進左派候補が相次いで勝利したことについて、共和党の政治家らは23日、民主党の過激化を示すものだと位置付けた。一方で民主党内からは、党の将来を巡る急進左派との議論を歓迎する声も上がった。

連邦議会上院の予備選でミシガン州のアブドゥル・エルサイード氏やフロリダ州の民主社会主義者アンジー・ニクソン氏といった急進左派候補が勝利したことを受け、ティム・スコット上院議員ら共和党関係者は23日のテレビ討論番組で民主党左派への批判を強めた。

サウスカロライナ州選出の共和党上院議員スコット氏は、NBCテレビの番組「ミート・ザ・プレス」で、民主党左派は「危険で、過激であり、率直に言って奇妙だ」と語った。

フロリダ州選出の共和党下院議員アンナ・ポーリナ・ルナ氏は、民主党予備選の結果を共和党にとっての好機と捉えている。

ルナ氏はFOXニュースの番組「サンデー・モーニング・フューチャーズ」で、「フロリダ州でアンジー・ニクソン氏が候補者となれば、彼女の過激な政策を望まない共和党支持者が、それに反対するために投票所へ足を運ぶだろう」と述べた。

政治組織「米国民主社会主義者(DSA)」のメンバーであるニクソン氏の陣営は、ロイターのコメント要請に即座には応じなかった。

アイオワ州選出のアシュリー・ヒンソン下院議員やテキサス州のグレッグ・アボット知事など複数の共和党政治家は23日、民主党をDSAに支配された「狂った集団」と印象付けようとした。

一方、マサチューセッツ州選出の民主党下院議員ジェイク・オーチンクロス氏はFOXニュースの番組「FOXニュース・サンデー」で、民主党主流派がDSAとの対立を選べば敗北すると警告した。

同氏は「率直に言って、それは当然の結果だ。なぜなら米国民は現状に怒りを感じているからだ」と説明。そのため、民主党主流派には「自由な企業活動、自由な発想、恐怖からの解放、そして自由で公正な選挙」に基づく中間層重視の政策を支持していることを示す責任があると述べた。

メリーランド州選出の民主党上院議員クリス・バンホーレン氏も、民主党の将来を議論する際にはDSAを含めるべきだと主張した。

2028年の大統領選への出馬を検討していると語るバンホーレン氏は「ミート・ザ・プレス」で、左派寄りの有権者は「単にトランプ政権以前の現状に戻ること」を望んでいるわけではないと指摘。「民主党内で健全な議論を恐れている人々は、その点を見誤っている」と述べた上で、有権者は「何かのために立ち上がる民主党」を求めていると付け加えた。

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