Kalea Hall

[19日 ロイター] - 韓国の電池大手LGエナジー・ソリューション(LGES)は数年前まで電気自動車(EV)向け電池の生産競争にしのぎを削っていた。しかし今では同社の重点はほぼ、新たな製品であるエネルギー貯蔵用バッテリーへと移っている。

LGESの北米地区社長であるロバート・リー氏は、同社の北米工場の大部分が既にエネルギー貯蔵用バッテリーを生産しているか、もしくは生産への準備を進めていると説明した。電力を蓄えるための大型バッテリーの需要は、人工知能(AI)データセンターの建設ラッシュによって急増している。

こうした動きはバッテリー企業や自動車メーカーにとって急速な方向転換となった。これらの企業は今世紀初頭、EV市場の急成長を見込んで米国内の電池工場に数百億ドルを投資したが、期待したブームは実現しなかった。

LGESは北米にある8つの工場のうち5つが今年末までにエネルギー貯蔵システム(ESS)向けバッテリーを生産するようになると発表した。

リー氏は18日、ミシガン州ランシングにある自社工場の開業イベントでロイターに「私たちが今ESSを重視しているのは、予想していなかった成長分野だからだ」と述べた。

ランシング工場では電力会社向けの電池を生産しており、ESS市場の主要企業の1社であるテスラ 向け電池も製造する予定だ。またトヨタ自動車のEV向けバッテリーも生産する。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。