行動を変えてほしいときは「質問」を活かす
──部下がなかなか目標達成に向けて行動を変えられないケースもあります。相手を否定せずに「行動を変容する必要性」を伝えるには、どのようなコミュニケーションの「型」が有効でしょうか。
「灰色の未来→バラ色の未来→行動」の型は、モチベーションが下がっている方に有効です。目標を持てていない状態で、「どうなりたいですか?」と聞かれてもなかなか答えにくい。
しかし、「どういう状況は嫌ですか?」なら本音を言いやすい。「帰り際にトラブルで残業になるのは嫌」といった言葉が出たら、「そうならないために、どんなことができそうですか?」と問いかけます。すると、相手が「これをやります」と言ってくれます。上司から「こうしてください」と言われたことより、自分が口にしたことのほうが、しっかり取り組んでくれるものです。
今は部下のほうが年上だったり経験が豊富だったりするケースも増えていますよね。その場合は、「指示する」ではなく「質問で考えてもらう」スタイルが基本です。「こうしてください」のかわりに、「どうすればよかったと思いますか」「〇〇さんなら次はどうされますか」と、リスペクトを持って質問します。
また、普段から相手を頼る、相手に教えてもらう姿勢も大事です。こうして関係を築いておくことが、率直なフィードバックを受け止めてもらうための信頼の土台になるんですよね。
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