褒めるときは「成果」より「工夫と価値観」を聞く

──最近は若手社員を中心に「みんなの前で褒められるのが苦手」という価値観も広がっていると聞きます。メンバーが成果を出した際、次の成長につながるフィードバックをするためには、どんなポイントを意識するとよいでしょうか。

よく「叱り方が難しい」というマネジャーがいますが、実は「叱る」よりも「褒める」ほうがずっと難しいんです。「成約できてすごいね」と結果だけを褒めて終わるのはもったいない。

大事なのは、その成果を出すまでに「どんな工夫をしたの?」「どんな考え方を大切にしたの?」と本人に語ってもらうことです。成果に至るまでのプロセスや、その背後にある価値観を聞いてみる。すると「実はここをこう変えてみました」と具体的な内容が出てきます。

すると、上司も「そんなところまで目をつけていたんだ、すごいね!」と、心の底から褒めたいと思える言葉が湧いてくるんです。実感のこもった称賛は相手にも必ず伝わりますし、こうして一人一人の工夫を共有していけば、それがチーム全体の財産になります。

行動を変えてほしいときは「質問」を活かす
【関連記事】