[17日 ロイター] - 米国株式市場は続落。消費者の支出動向を見極める手掛かりとして、週内に発表される大手小売企業の四半期決算に注目が集まっている。一方、米・イランの戦闘終結に向けた交渉が停滞する中、原油価格は上昇した。
米国とイランの和平に向けた外交努力に対する悲観的な見方が強まる中、原油先物は2ドル超上昇した。エネルギー株指数は原油高を追い風に、S&P総合500種の主要11業種の中で唯一上昇した。
7月の小売売上高と雇用統計が弱い内容となったことを受け、市場では小売り各社の決算発表を前に慎重なムードが広がった。ホームセンター大手のホーム・デポは18日、ウォルマートは20日に、それぞれ決算発表を予定している。
オサイク・ウェルスのチーフ市場ストラテジスト、フィル・ブランカト氏は「最近の軟調な経済指標を巡る懸念から、市場はやや様子見ムードとなっており、方向感を探ろうと小売企業の決算を待っている」と指摘。また、8月は多くのトレーダーが休暇を取るため出来高が細りやすいととし、「夏枯れと消費に関するデータ待ちが重なっている」と述べた。
S&P500の主要11業種はエネルギーを除く全業種が下落し、通信サービスと主要消費財が約1.5%下落。金融と一般消費財も1%強下げた。
情報技術はプラス圏とマイナス圏を出入りする展開となったが、約0.2%安で取引を終えた。
ハイテク株は、人工知能(AI)への巨額投資が実を結ぶかどうかを巡る懸念を背景に、不安定な動きが続いている。ロイターは14日、新規株式公開(IPO)を予定するAI企業アンソロピックが、2028年の売上高を約1900億─2000億ドルと予測していると報じた。
17日は半導体株の上昇をソフトウエア関連株の下落が相殺。フィラデルフィア半導体指数が1.6%上昇した一方、S&P500ソフトウエア&サービス指数は2.8%下落した。
マイクロソフトとメタ・プラットフォームズがともに3%超下落し、S&P500の重しとなった。一方、半導体のマイクロン・テクノロジーは約4%、アプライド・マテリアルズは5.5%、それぞれ上昇した。
市場は半導体大手エヌビディアが来週発表する決算も注視している。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.76対1の比率で上回った。ナスダックでも1.68対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は147億4000万株。直近20営業日の平均は169億5000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 53459.78 -272.63 -0.51 53663.11 53663.11 53395.23
前営業日終値 53732.41
ナスダック総合 26644.91 -84.25 -0.32 26784.65 26798.40 26626.38
前営業日終値 26729.16
S&P総合500種 7745.06 -40.70 -0.52 7790.68 7790.68 7744.88
前営業日終値 7785.76
ダウ輸送株20種 21844.43 +52.04 +0.24
ダウ公共株15種 1108.72 -3.67 -0.33
フィラデルフィア半導 12621.01 +203.95 +1.64
体
VIX指数 15.19 +0.94 +6.60
S&P一般消費財 1917.99 -19.96 -1.03
S&P素材 653.35 -3.30 -0.50
S&P工業 1574.72 -2.53 -0.16
S&P主要消費財 936.76 -13.91 -1.46
S&P金融 956.49 -10.07 -1.04
S&P不動産 285.59 -2.56 -0.89
S&Pエネルギー 955.23 +8.24 +0.87
S&Pヘルスケア 1945.28 -4.18 -0.21
S&P通信サービス 451.30 -6.72 -1.47
S&P情報技術 7031.61 -10.93 -0.16
S&P公益事業 447.32 -1.69 -0.38
NYSE出来高 11.71億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 69090 - 200 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 69085 - 205 大阪比