<為替> ドルが円やユーロなどの主要通貨に対し下落した。7月の米小売売上高が予想に反して減少したことを受け、米連邦準備理事会(FRB)の9月利上げ観測が一段と後退した。終盤の取引で、円は対ドルで0.08%高の159.37円。円相場はこの日は上昇したものの、7月末の日米協調の円買い介入の効果は薄れつつあり、週間ベースでは約1%下落した。市場では円安の進行を食い止めるには、日銀による追加利上げや当局による新たな円買い介入が必要になるとの見方が出ている。ロイターはこの日、複数の関係者の話として、日銀が早ければ9月17─18日の金融政策決定会合で1.25%への利上げを想定していると報道。9月に利上げすれば6月15─16日の決定会合以来3カ月ぶりとなる。 円相場は7月の協調介入前は1ドル=164円近辺と、約40年ぶりの安値水準まで下落していた。市場では、再介入の引き金となる水準として1ドル=160円が意識されている。この日発表の米経済指標では、7月の小売売上高が前月比0.6%減少。減少は9カ月ぶりだった。今週発表された7月の消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)はいずれも軟調。先週発表された7月の雇用統計では非農業部門雇用者数が5カ月ぶりに減少に転じたことで、労働市場を巡る懸念が強まっており、FRBが9月15─16日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを決定するとの観測は後退している。 市場が織り込む9月の会合で利上げが決定される確率は31%。12月までに利上げが実施される確率は69%と織り込まれている。終盤の取引で主要通貨に対するドル指数は0.25%低下の99.67。ユーロ/ドルは0.32%高の1.1564ドル。一時は1.1585ドルと、6月17日以来の高値を付けた。

NY外為市場:[USD/J]

<債券>  国債利回りが上昇した。予想を下回る米小売売上高を受けて一時低下したものの、その後上昇に転じた。中東情勢の緊迫化を背景に原油価格が上昇し、市場では神経質な地合いが続いている。米商務省が発表した7月の小売売上高は前月比0.6%減少した。ロイターがまとめたエコノミスト予想に反して落ち込み、9カ月ぶりのマイナスとなったほか、下げ幅は14カ月ぶりの大きさとなった。 同指標を受け、金利動向に敏感な2年債利回りは一時、5月下旬以来の低水準を付けた。その後は切り返し、終盤の取引では3.1ベーシスポイント(bp)上昇し、4.17%。週間では3.1bp低下し、3週間連続で低下となった。 10年債利回りは4.9bp上昇し4.69%。 30年債利回りは4.7bp上昇し5.258%。週間では、過去4週間中3週上昇している。 2・10年債の利回り格差は51.5bpと、前日終盤の49.8から拡大。小売売上高の発表後には52.9bpと、5月以来の水準に拡大する場面もあった。 また、CMEのフェドウオッチによると、小売売上高の発表を受け、米金利先物市場が織り込む9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は29%と、前日終盤の34%から低下した。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> S&P総合500種が反落して取引を終えた。前日は終値ベースで過去最高値を更新していた。この日は、半導体製造装置大手アプライド・マテリアルズを中心に売られる中、小売売上高が予想を下回る内容となったことを消化する展開となった。

アプライド・マテリアルズは5.1%下落。13日発表した第4・四半期(8-10月)の売上高見通しは、市場予想を上回ったものの、投資家の期待を上回ることはできなかった。同社の株価は、人工知能(AI)データセンター整備関連の旺盛な需要を背景に、2026年に入って倍増している。

AI関連株の高いバリュエーションに懸念が広がる中、他の半導体銘柄も下落。ブロードコムは5.9%、インテルは2%それぞれ下げた。

S&P500種エネルギー株指数は原油価格の上昇を追い風に1.4%上昇した。

この日発表の経済指標では、7月の小売売上高(季節調整済)は前月比0.6%減少。ロイターがまとめたエコノミスト予想に反して落ち込み、9カ月ぶりのマイナスとなったほか、下げ幅は14カ月ぶりの大きさとなった。

ここ最近の一連の経済指標を受けて、市場では連邦準備理事会(FRB)が9月の会合で金利を据え置くとの見方が大勢。CMEのフェドウォッチによると、市場が織り込む9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での金利据え置きの確率は67%、利上げの確率は33%となっている。

オンライン掲示板運営レディットは約13%急伸。同社は、8月18日にS&P500種に組み入れられ、米不動産投資信託(REIT)のエクイティ・レジデンシャルに買収される同業の米アバロンベイ・コミュニティーズと入れ替わる。

一方、人事・財務管理ソフ‌トウエアを手掛けるワークデイは3.8%下落。 米プライベートエクイティ(PE)大手シルバー・レイ​クが、ワークデイの買収に向けて協議を進めていることが13日、関係筋の​話で分かった。

ドローン(無人機)関連銘柄の一部も上昇した。トランプ米大統領は13日、ドローンと関連部品の輸入に関税を課す大統領令布告に署名した。ドローンメーカーのレッド・キャットは8.8%、アンユージュアル・マシーンズは25%、それぞれ上昇した。

S&P総合500種では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.1対1の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は96億株。直近20営業日の平均は174億株。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> ドル安を追い風に上昇し、週間ベースでも上昇の見通しとなった。週内に発表された一連の米インフレ指標が市場予想とおおむね一致し、連邦準備理事会(FRB)が来月の利上げを見送るとの見方が強まった。

中心限月の清算値(終値に相当)は前日比0.4%高の1オンス=4437.30ドル。金現物価格は東部夏時間午後1時40分(日本時間翌午前2時40分)時点で0.7%高の4379.95ドル。前日には6月5日以来の高値を付けた後、利益確定売りで1.3%下落していた。週間では約0.9%上昇している。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> ホルムズ海峡でのタンカー攻撃や、米・イランの和平合意に向けた進展の乏しさを背景に1バレル=1ドル超上昇した。 清算値は、北海ブレント先物が1.45ドル(1.67%)高の1バレル=88.52ドル。米WTI先物は1.15ドル(1.42%)高の82.40ドル。アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ国営石油会​社(ADNOC)は13日、同社の船舶2隻が同‌日夜にホルムズ海峡を通航中に攻撃を受けたと発表した。UAEはイラン​による攻撃だと非難した。こうした中、ヘグ‌セス米国防長官は、米軍​にはイラ​ンに対する海⁠上封鎖を​必要な限り継​続できる十分な戦力がある​との​認識を示した。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 159.30/15

9.34

始値 159.17

高値 159.39

安値 158.61

ユーロ/ドル NY終値 1.1569/1.

1571

始値 1.1555

高値 1.1585

安値 1.1556

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 97*31.00 5.2603%

前営業日終値 98*22.00 5.2110%

10年債(指標銘柄) 17時05分 99*15.00 4.6922%

前営業日終値 99*28.00 4.6410%

5年債(指標銘柄) 17時05分 100*01.75 4.3622%

前営業日終値 100*08.75 4.3130%

2年債(指標銘柄) 17時05分 100*04.63 4.1712%

前営業日終値 100*06.50 4.1400%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 53732.41 -107.58 -0.20

前営業日終値 53839.99

ナスダック総合 26729.16 -73.86 -0.28

前営業日終値 26803.03

S&P総合500種 7785.76 -13.23 -0.17

前営業日終値 7798.99

COMEX金 12月限 4437.3 +16.9

前営業日終値 4420.4

COMEX銀 9月限 6510.8 +11.5

前営業日終値 6499.3

北海ブレント 10月限 88.52 +1.45

前営業日終値 87.07

米WTI先物 9月限 82.40 +1.15

前営業日終値 81.25

CRB商品指数 391.4061 +3.0391

前営業日終値 388.3670

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