Aleksandar Vasovic

[14日 ロイター] - 国連ウクライナ人権監視団は14日、ウクライナでの戦争による民間人死傷者が7月に前月比でおよそ3割増加し、2022年5月以来、最も多かったと明らかにした。ロシアは戦線から遠く離れた都市部へのミサイルやドローン(無人機)攻撃を強化している。

同監視団は報告書で、7月に少なくとも437人の民間人が死亡、2610人が負傷したことを確認したと発表。これは前月比で30%増、前年同月比では70%増となる。

ミサイルやドローンなど長距離兵器が引き続き民間人死亡の主因で、全体の38%を占めた。報告書は「これらの兵器による死傷者の大半は、戦線から遠く離れた都市部で発生した」と指摘した。

2番目に大きな死因はロシアの誘導滑空爆弾を使用した空爆で、民間人の死傷者は7月に前月比143%増加し、死者105人、負傷者753人となった。

同監視団はまた、戦線付近での短距離ドローンによる死傷者数にも言及し、7月には111人が死亡、710人が負傷し、月間では22年2月の開戦以来、最悪の水準となったと述べた。

全体として最も被害の大きかったのは首都キーウで、7月には計54人の民間人が死亡したと述べた。

ロシアはここ数カ月、弾道ミサイルによるウクライナへの攻撃を強化している。一方、ウクライナでは、こうした攻撃への防衛に必要な米国製パトリオットの迎撃ミサイルが慢性的に不足している。ゼレンスキー大統領は今週、米政府に対し供給拡大を緊急に要請した。

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