[東京 14日 ロイター] - 日銀が早ければ9月17、18日の金融政策決定会合で1.25%への利上げを想定していることが14日、複数の関係者への取材で分かった。9月に利上げすれば6月15、16日の決定会合以来3カ月ぶり。上振れ含みの物価動向に対処し、利上げペースの前倒しも視野に入れる。

日銀が13日発表した7月の企業物価指数(CGPI)速報では、国内企​業物価指数が前年比7.2%上昇。「非‌鉄金属」や「石油・石炭製品」などが押し上げに寄与し、物価上昇圧力が根強い現状を浮き彫りにした。夏場の飲食料品の値上げも予想され、消費者物価の先高観も強い。

7月末には日米両政府が「円買い」としては1998年6月以来28年ぶりとなる協調介入に踏み切った。ただ、タイムラグを伴う円安からくる物価上昇圧力も今後予想され、事情を知る関係者の1人は「早期の利上げが視野に入ってきた」としている。

別の関係者はロイターの取材に対し、「9月の利上げも排除しない」としており、今後の状況を見極めた上で慎重に判断するとみられる。利上げ判断について、日銀からは回答が得られなかった。

日銀は、2024年3月にマイナス金利政策の解除を決定して以降、累次の利上げを行う際はおよそ半年の期間を空けて利上げのタイミングを見定めてきた。

前出とさらに別の関係者は「(日銀は)利上げペースの加速も視野に入れている」としており、9月会合後に予定される会見で植田和男総裁がどういったメッセージを送るかが焦点になる。

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