Helen Clark
[パース 14日 ロイター] - アジア時間の原油先物は底堅い展開。米国がイランに対する海上封鎖を無期限に維持すると警告し、原油供給を巡る懸念が再燃した。前日には世界的な需要見通しの悪化を受けて下落していた。
0130GMT(日本時間午前10時半)時点で、北海ブレント先物は0.09ドル(0.1%)高の1バレル=87.16ドル、米WTI先物は0.04ドル高の81.29ドル。
両指標は前日の取引で2%超下落した。それまで北海ブレントは6営業日続伸、WTIは5営業日続伸していた。ただ週間ではともに約4%の上昇となる見通しだ。
ヘグセス米国防長官は13日、米軍にはイランに対する海上封鎖を必要な限り継続できる十分な戦力があるとの認識を示した。記者団に対し、「米海軍はこれまで通り艦艇を交代で配備し続けるため、封鎖を無期限に維持することが可能だ」と語った。
また、 ベセント米財務長官は、イランに対して「かつてない」措置を講じると表明。来週さらなる発表があるとした。
戦争長期化による供給制約への懸念は今週、石油輸出国機構(OPEC)と国際エネルギー機関(IEA)が需要見通しを下方修正したことや、米原油在庫が週間で3年半ぶりの大幅増を記録したことで相殺された。
KCMのチーフ市場アナリスト、ティム・ウォーターラー氏は、これら2つの要因が互いを打ち消し合っていると指摘。「その結果、相場は下支えされているものの、相反する圧力が続く限り、意味のある上抜けは困難な状態にある」と述べた。