Lisa Baertlein
[ロサンゼルス 10日 ロイター] - 7月の米国へのコンテナ貨物輸入量は同月として過去4番目の高水準となったことが、クラウド型サプライチェーン(供給網)ソリューション企業デカルト・システムズ・グループのデータで分かった。米最高裁が違憲判断し失効した相互関税に代わってトランプ米政権が発動した通商法122条を根拠法とした一律10%の代替関税が期限を迎えるのを前に、荷主が米国への輸出を急いだ。
7月に米国の港湾が取り扱ったコンテナ量は250万TEU(20フィートコンテナ換算)。過去最高近くだった2025年7月を4.3%下回った。
26年1─7月の取扱量は前年比0.9%減となったものの、コロナ禍前の水準を大きく上回った。
7月は、中国からの輸入量が87万3129TEUで、月間としては1年ぶりの高水準となった。
ウォルマート、アマゾン・ドット・コム、ホームデポなどの小売業者が、コンテナ輸入全体の約半分を占めた。
米関税措置の度々の変更、イラン情勢などでサプライチェーンは不安定な状況に置かれている。秋冬のホリデー商戦向け商品輸入のピークは以前より早まり、期間も長くなっている。
デカルトは「貿易環境は依然として不安定だ。ホルムズ海峡のリスクの高まり、米国の関税措置の変更、パナマ運河の喫水制限の厳格化、紅海での継続的な混乱が、運賃やルート決定、調達戦略に影響を与えている」と指摘した。