ドイツ東部ザクセン州のライプチヒ空港で、警察と治安当局が爆発物を搭載したドローンを発見し、無力化した。アレクサンダー・ドブリント内相は、ドイツが「ハイブリッド攻撃というシナリオ」に直面していると述べた。

8月5日夜、ライプチヒ・ハレ空港で記者会見したドブリントは、攻撃した国を特定はしなかったものの、「われわれが目の当たりにしているのは、プロによるハイブリッドな脅威だ」と語った。

「爆発物を搭載したドローンが空港の敷地内に存在するという事実は、新たな脅威のシナリオを意味する」とドブリントは述べた。

この事件は政府当局者や治安の専門家に衝撃を与え、かつては考えられなかった問いが浮上し始めている──ドイツは事実上、戦争状態にあるのか。少なくともハイブリッド戦争のさなかにあるのか。相手は誰なのか。

ハイブリッド戦争とは、攻撃主体を特定して責任を追及することが難しいよう、意図的に曖昧な形で行われる攻撃で、対抗措置を取りにくい。

連邦刑事庁(BKA)のホルガー・ミュンヒ長官が独紙ビルトのインタビューで明らかにしたところによると、ドイツでは2025年に、不審なドローンの飛行が1000件以上記録された。

しかし、ライプチヒで起きた今回の事件は、その中でも最も深刻なものだったとみられる。ドイツの治安・情報機関の専門家は、脅威の発信源としてロシアが最も可能性が高いと指摘している。

一方、中国が関与している可能性や、少なくとも非常に不穏な「新たな日常」を形作る脅威の一端を中国が担っている可能性も指摘されている。

中国スパイの影も
【関連記事】