[モスクワ/タシケント 10日 ロイター] - ロシア中部タタルスタン共和国のニジネカムスクで10日、ウクライナの無人機(ドローン)が工業施設や民間施設を攻撃し、子ども1人を含む少なくとも13人が死亡、39人が負傷した。当局が明らかにした。ロシアでの民間人被害としては、ここ数カ月で最も深刻なものの一つとなった。
ウクライナ軍は、モスクワの東約800キロメートルに位置するタタルスタン共和国にあるタトネフチのタネコ製油所を攻撃したと表明した。火災の発生を確認したとしている。
ロシアの捜査当局はテロ攻撃に当たるとして刑事事件の捜査を開始、ウクライナが住宅地を攻撃し、死亡した民間人に子ども1人が含まれていたと発表した。
ロイターが確認した交流サイト(SNS)に投稿された映像には、製油所の上空に煙が立ち上る様子が映っている。
攻撃を受けたのはタトネフチのタネコ製油所で、6月上旬にもウクライナの攻撃を受けた。同製油所は2024年に原油1700万トンを処理し、ガソリン270万トンとディーゼル燃料850万トンを生産した。
その後、ロシア中部カザンにあるウズベキスタン総領事館は、この攻撃でウズベキスタン国籍の7人が死亡したと発表した。ただ、犠牲者に関する詳細な情報は現時点で明らかにしていない。
ウズベキスタンからロシアへの出稼ぎ労働者は200万─300万人いるとされ、ウズベキスタン経済は出稼ぎ労働者からの送金に一部依存している。
ウズベキスタンはロシア・ウクライナ戦争を巡り外交的な均衡を維持。ロシアと緊密な関係を保つ一方、ウクライナの領土的一体性を支持する立場も強調している。