[東京 10日 ロイター] - 印刷インキ・顔料大手のDICは10日、2026年12月期の連結純利益予想を従来の330億円から前期比48.4%増の480億円に上方修正した。旺盛な人工知能(AI)半導体需要を背景に、高付加価値製品の出荷の伸びなどを反映させた。過去最高益を更新する見通し。
期末配当予想も引き上げ、年間配当は150円とした。前回予想は140円。前期実績は普通配当120円に特別配当80円を加えた200円だった。
中間期(1─6月期)の純利益は前年同期比2.84倍の371億円だった。AI半導体需要の増加に伴い、高付加価値製品であるエポキシ樹脂の出荷が大幅に増加したほか、原料コスト上昇分の価格転嫁が奏功した。一方で下半期については、在庫積み増しの反動による一部製品の需要減や、原料価格高騰のコストへの影響顕在化といった下振れリスクを見通しに織り込んだ。
決算と併せて、発行済み株式の2.96%にあたる280万株・100億円を上限とする自社株買いを決議したと発表。取得期間は12日から12月30日。