Yimou Lee Yi-Chin Lee David Lague

[澎湖(台湾) 10日 ロイター] - 台湾国防部(国防省)は10日、戦略的に重要な澎湖諸島で、中国軍による航空機を用いた上陸攻撃を阻止する想定の軍事演習を実施した。先週開始した年に1度の大規模演習「漢光」の一環。

この大規模演習では、中国が台湾を自国領と見なし、武力による掌握に踏み切った場合を想定し、さまざまなシナリオの訓練が行われている。

第1戦区指揮部の部隊は夜明け前に、台湾海峡に位置する澎湖の海岸でM60A3戦車や各種火砲、対空砲を使用して射撃を開始した。

部隊は、「多層的な」防衛態勢を構築するために連携し、敵が海岸に迅速な上陸を試みる想定でこれに対処した。

台湾の軍事・安全保障専門家は、中国本土よりも台湾本島に近い澎湖が中国による攻撃の最初の標的となる可能性があるとみている。中国は澎湖を占領し、そこを拠点としてミサイルやドローン(無人機)による台湾攻撃を行う恐れがあるという。

ロイターは今回、特別な取材許可を得て演習を視察した。演習開始前に、地上部隊が暗闇の中で戦車の弾薬を装填し、射撃位置に就く様子を取材した。

また台湾政府は10日、軍事演習期間中の措置としては初めて、モバイルインターネットの通信速度を意図的に遅くする予定だ。災害や中国による侵攻などの緊急事態で通信回線容量が不足した場合、市民がどのように連絡手段を確保するかを検証する目的がある。

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