[ベルリン 9日 ロイター] - ドイツ東部ライプチヒ・ハレ空港の滑走路付近で4日夜に爆発物を積んだ無人機(ドローン)が発見された攻撃未遂事件を受けて、ドイツのドブリント内相は「わが国は戦争状態にあるわけではないが、ハイブリッド戦闘の日常的な標的となっている」と語った。9日のドイツ紙ビルトが報じた。
ドブリント氏は外国勢力が恐怖をあおることでドイツを政治的・社会的に屈服させようとしているとして「ドイツを不安定化させたり、直接的な損害を与えたりすることを目的とした外国勢力によるスパイ活動、破壊工作、サイバー攻撃、または秘密作戦は絶え間ない現実だ」と訴えた。ただ具体的な国名を挙げることは避けた。
ビルトは政府筋の情報として、国防省が政府の対無人機専門家チームを現在の2倍に当たる300人とし、関連基地を8カ所へ倍増させたいとの意向を示したと報じた。同省はコメント要請に対して直ちには回答しなかった。
この事件を受けてドイツ議会の一部議員は、ウクライナに侵攻したロシアの仕業だとして非難した。これに対して駐ドイツ・ロシア大使館は「でっち上げられた挑発だ」と一蹴し、ロシアに対する根拠のない非難の一例だと反論した。
他にもドイツ軍は8日、西部ノルトライン・ウェストファーレンのメッヒャーニッヒにあるドイツ軍基地の上空を無人機2機が6日夜に飛行しているのが確認されたと発表していた。