Pesha Magid
[エルサレム 6日 ロイター] - イスラエル検察当局は6日、ヨルダン川西岸で昨年、パレスチナ人のコミュニティー指導者を殺害した罪でユダヤ人入植者を起訴した。入植者による暴力が増加する中、この種の起訴は7年余りで初めて。
起訴状によると、イノン・レビ被告は故殺罪に問われた。犠牲になったのは、2025年の米アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞した映画「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」の制作に関わったことでも知られる著名活動家のアウダ・ハザリーン氏。
入植者らは25年7月、パレスチナ人の村ウンム・アルヘイルで大型掘削機を稼働させ、住民との衝突に発展。ハザリーン氏はこの衝突の様子を撮影していた際に撃たれた。イスラエルの人権団体ベツェレムが公開した映像には、レビ被告が武器を抜き、ハザリーン氏の方向に発砲する様子が映っている。その後、ハザリーン氏がうめき声を上げながら地面に倒れる音声が記録されている。
レビ被告はこれまで、ハザリーン氏を殺害した銃弾を発射したことを否定してきた。レビ被告は英国と欧州連合(EU)からパレスチナ人に対する暴力行為を理由に制裁対象に指定されている。