David Shepardson
[ワシントン 6日 ロイター] - 米連邦議会上院の共和党議員4人は6日、カリフォルニア州の厳格な自動車排出ガス規制を廃止することを提案した。同州が連邦政府よりも厳しい規制を課すことを阻止する狙いがある。
米環境保護局(EPA)は今年6月、同州の自動車排出ガス規制について、廃止の可能性を検討するための提案を共和党主導の連邦議会に送付した。EPAは、民主党のバイデン前政権下で大気浄化法に基づきカリフォルニア州の環境規制に認められた連邦政府基準の適用除外措置が議会審査法(CRA)に基づいて議会へ提出されるべきだったと主張している。これに対しカリフォルニア州は、EPAの措置は違法だとして、連邦裁判所に差し止めを求める訴訟を起こした
CRAに基づいて審議される場合、通常の法案で必要とされる60票ではなく、単純過半数によって廃止を決定できる。
上院のシンシア・ルミス、エリック・シュミット、ピート・リケッツ、ジョン・ヒューステッドの各議員は、これらの適用除外措置によって、カリフォルニア州大気資源局(CARB)が「カリフォルニア州の境界をはるかに超えて、同州の規制方針を押し付けることを可能にしている」と主張した。
トランプ政権は、カリフォルニア州がよりクリーンな車両や電気自動車(EV)の普及を義務付ける権限を奪うため、多角的な取り組みを推進。またEPAは、自動車メーカーがガソリン車やガソリン駆動トラックをより多く販売しやすくする一方で、EVの購入コストを引き上げる規則を導入している。
カリフォルニア州の規則は、自動車メーカーに対しEV販売比率の段階的引き上げを求めるとともに、連邦基準より大幅に厳格な排出ガス基準の達成を義務付けている。
トランプ政権は、連邦レベルの燃費規制を緩和する方針だ。一方でカリフォルニア州は、こうした規制による消費者の燃料費節約効果は、EV購入時の初期費用増加分を大きく上回ると主張している。