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[6日 ロイター] - 米投資ファンドのアポロ・グローバル・マネジメントは、格安航空会社(LCC)の英イージージェットを約57億ポンド(77億ドル)で買収することで合意した。両社が6日に発表した。競合していた投資会社キャッスルレイクは買収合戦から撤退した。

買収価格は、キャッスルレイクによる買収提案が表面化する前の最後の取引日となった5月28日の終値に対して約81%のプレミアムを上乗せした水準となる。

イージージェット創業者のステリオス・ハジイオアヌ氏は別途発表した声明で「アポロの提案を慎重に検討した結果、一族とともに、イージージェット取締役会が推奨する今回の買収案への支持を決めた」と述べた。合意発表前に、創業家がアポロによる買収を支持しているとの観測が流れていた。

イージージェットの取締役会は、アドバイザーを務めた米投資銀行エバーコアの助言を受け、現金による買収提案を全会一致で推奨。イージージェットのスティーブン・ヘスター会長は「当社の事業基盤や将来の成長機会には引き続き自信を持っており、この提案は当社が築き上げてきた事業の価値を適切に評価し、株主に対して、確実で魅力的な価値を直ちに実現するものだ」とコメントした。

運用資産約1兆0500億ドルのアポロは、これまでにサン・カントリー航空、アエロメヒコ、アトラス・エアなどに投資してきた。今回の買収後にイージージェットを非公開企業とし、急成長しているホリデー事業を拡大するなど事業戦略を加速させる方針を示した。

キャッスルレイクはアポロが7月に名乗りを上げるまでに5回の買収提案を行っていた。競争から降りた理由は明らかにしていない。

航空会社が欧州連合(EU)域内での運航権を維持するためには、EU側による所有・支配が過半数であることが必要。イージージェットは買収後には、ハジイオアヌ家と引き続き出資を維持する他の株主が買収目的会社(SPV)の普通株式の45.1―49.9%を保有。さらにEU側の経営管理信託(マネジメントトラスト)が最大5%を保有し、アポロのファンドの保有比率は49.9%を上限とする見込みだ。

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