Helen Clark
[パース 7日 ロイター] - 7日アジア時間の原油先物価格は続伸している。ホルムズ海峡の管理を巡ってイランがオマーンと連携して、敵対的と見なす船舶の通航を禁止することを提案しており、海峡再開への懸念が改めて強まっている。
北海ブレント先物は0010GMT(日本時間午前9時10分)時点で0.99ドル(1.2%)高の1バレル=83.48ドル。米WTI先物は0.85ドル(1.1%)高の78.84ドル。
前日は、イランが米国とイスラエルの船舶によるホルムズ海峡通航を禁止する案を検討していると伝わり、3ドル超上昇して取引を終えた。週前半には紛争解決の可能性が高まったとの見方から下落。北海ブレントは7月13日以来初めて80ドルを割り込んだが、6日に再び80ドルを突破した。
KCMトレードのチーフマーケットアナリスト、ティム・ウォーターラー氏は「市場は今年、既に短命に終わった枠組みを少なくとも一度経験している。新たな合意でタンカーの通航が完全に正常化するかについての信頼感は依然として乏しい」と述べ、懐疑的な見方が価格を支えていると指摘した。
イラン議会の委員会では、米国やイスラエルを船舶を含む「敵対的」な船舶のホルムズ海峡通航を禁止する法案の草案が審議されていると、ファルス通信が6日報じた。草案には、提案されている通航規制に違反した船舶に対し、積み荷の価値の最大20%に相当する罰金を科す案も盛り込まれているという。
業界関係者4人によると、この提案は、米制裁のほか支払いに関する制限的な保険条項があるため、容易には機能しないという。
一方、イエメンの親イラン武装組織フーシ派は6日、イエメン国内のサウジ軍拠点に対しミサイル攻撃などを実施したと発表した。