Takaya Yamaguchi

[東京 7日 ロイター] - 財務省が7日発表した26年4─6月の為替介入実績(日次ベース)によると、大型連休中の為替介入日数は3日間で、4月30日のドル売り/円買い介入は過去最大だった。実施日が離れたことで、市場では、半年に最大3回と規定する国際通貨基金(IMF)を巡る思惑が出ている。

連休中に実施したのは、いずれもドル売り/円買いの為替介入。4月30日の介入額は6兆2787億円で、円買い介入としては24年4月29日の5兆9185億円を超え、日次ベースの過去最大を更新した。

祝日となる5月4日にも7802億円の円買い介入を行った。6日には4兆6759億円と、断続的な介入対応に打って出た。連休中の介入対応は24年7月以来だった。

介入に先立つ4月30日には、同省の三村淳財務官が「いよいよ断固たる措置を取る時が近づいている。最後の退避勧告として申し上げる」と、異例の介入予告を行っていた。今回初めて介入に踏み切った日数と、日ごとの介入規模が明らかとなった。

政府、日銀は大型連休に続き、7月30日に為替介入を実施。翌31日には、円買いとしては約28年ぶりの日米協調介入に踏み切ったが、併せて発表された7月末の外貨準備高では、米国債を含む「外貨証券」に大幅な減少はみられなかった。

7月末の外貨準備高1兆2870億ドルのうち、外貨証券は9273億ドルだった。6月末の外貨証券は9285億ドルだった。

米国債の取引は後日決済が一般的で、今回のデータには反映されなかった公算が大きい。市場では7月30、31両日の介入規模は計12兆円超との推計がある。

連休中は介入実施日に間隔が空いた。7月末の介入と併せ、半年で最大3回までは「自由変動相場制」に分類すると規定するIMFルールの上限に達したとの見方が出ている。5月4、6両日は祝日となっており、営業日との定義に抵触するかははっきりしない。

日本政府はこれらが制約になることはないとの立場だが、市場の思惑を払拭するかたちで「当局がもう1回介入に打って出るかもしれない」(ニッセイ基礎研究所の上野剛志・主席エコノミスト)との見方も出ている。

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