[6日 ロイター] - 米グーグル親会社アルファベットは最新の米ドル建て社債発行で200億-250億ドルを調達する見通しだ。事情に詳しい関係者が6日明らかにした。
規制当局への届け出によると、同社は最大10本の社債を発行する計画。関係者の話では、償還期間は2年から40年まで幅広く設定される。アルファベットは発行総額や償還期間についてコメントしなかった。
今回の起債は、人工知能(AI)関連投資の拡大に伴う資金需要を賄うためにテクノロジー大手各社が進める資金調達の一環と位置付けられる。潤沢な手元資金で投資を行ってきたこれまでの姿勢から戦略転換が進んでいる。
ロイターのLSEGデータに基づく分析では、アマゾン・ドット・コム、アルファベット、メタ 、オラクルの4社は2026年に入って7月7日までに計約1940億ドルの社債を発行した。前年同期の約1080億ドルから79%の増加だ。
テクノロジー大手による今年の支出は主にAI関連で7300億ドルを超えると見込まれており、巨額投資がキャッシュフローを圧迫している。アルファベットは7月下旬に発表した第2・四半期決算で、初めてフリーキャッシュフローがマイナスとなった。
またアルファベットは今年2度目となる年間設備投資見通しの引き上げを実施。主力AIモデルの開発遅延への懸念が高まる中で、AI投資の収益化ペースに対する市場の不安を強めた。
アルファベットは6月、著名投資家ウォーレン・バフェット氏が会長を務めるバークシャー・ハサウェイによる出資を含む総額800億ドルの株式発行を発表。その後に投資家需要の強さを受け、調達額を約850億ドルへ拡大した。
同社はこのほか、円建て、スイスフラン建て、英ポンド建ての債券も発行しており、今年は100年債という異例の超長期債も起債している。