[ワシントン 6日 ロイター] - トランプ米大統領は6日、米国内で生まれた子どもに自動的に国籍を付与する「出生地主義」を標的とした2つの大統領令に署名した。ホワイトハウスによると、出生地主義に基づく米国籍取得の資格がない人の定義を拡大するほか、米国籍取得を目的とした「バースツーリズム(出産旅行)」を禁止する内容。

出生地主義の制限は、トランプ大統領の移民取り締まり政策における最優先課題の一つだ。最高裁が6月、出生地主義の制限を目指したトランプ大統領の大統領令を違憲と判断したことを受け、トランプ大統領は議会に対応を求めていた。

出産目的の渡航を全面的に禁止する米国の法律はない。ただ、トランプ政権1期目の2020年に施行された連邦規則では、新生児の米国籍取得を主目的として一時的な観光ビザやビジネスビザを利用することが禁じられている。また、出産目的の渡航に関与した者は詐欺罪などで起訴される可能性がある。

出産や子どもの米国籍取得を明確な目的として渡米する外国人数に関する公式統計はない。移民研究センターの20年時点の分析によると、16─17年の1年間に2万─2万5000人の女性が出産目的で米国に渡航したという。

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