Ahmed Aboulenein

[ワシントン 6日 ロイター] - 米上院の国土安全保障・政府活動委員会は6日、米国で新型コロナウイルス感染症対策を主導したアンソニー・ファウチ氏(85)を議会侮辱罪に問う決議案を承認した。同氏が新型コロナ対策に関する公聴会で繰り返し黙秘権を行使し、証言を拒否したことが背景にある。

採決は8対7だった。同委員会の委員長を務める共和党のポール上院議員(ケンタッキー州)は長年ファウチ氏に批判的な立場を取り、同氏が新型コロナウイルスの起源などを隠ぺいしようとしたと主張して調査を続けてきた。

ファウチ氏は7月末に同委員会で開かれた新型コロナウイルスに関する公聴会で、憲法修正第5条に基づく黙秘権を100回以上行使した。

決議案は今後、上院本会議で採決にかけられる。ただ、承認には60票が必要で、民主党議員の支持が不可欠だ。民主党はファウチ氏を擁護しており、本会議通過は不透明となっている。

トランプ大統領は、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)時のロックダウン(都市封鎖)やマスク着用、ソーシャルディスタンス(社会的距離)の指針、ワクチン接種などを巡り、ファウチ氏と対立した。

バイデン前大統領は2025年1月、コロナ対策やパンデミック時のファウチ氏の役割に関し、「不当かつ政治的動機に基づく訴追」から同氏を守るため、予防的恩赦を与えた。ただ、この恩赦はその後の行動には適用されない。

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