連日、観測史上例のない猛暑に見舞われている韓国で、プロ野球のKBOリーグが異例の対応を迫られている。

8月4日に仁川のSSGランダースフィールドで行われたSSGランダース対LGツインズ戦では、観客25人が熱中症を疑わせる症状を訴えて球場内で処置を受け、うち2人が意識低下などの重い症状で病院に搬送された。

これを受け、韓国野球委員会(KBO)は5、6日に予定されていたKBOリーグの計10試合と、フューチャーズリーグの全試合を中止。さらに6日の緊急実行委員会で、7日から9日まで全国5球場で予定されていた15試合もすべて中止することを決めた。

KBOリーグは11日に再開する予定で、9月6日までは屋外球場での試合開始時刻を原則として午後7時に繰り下げる。

観客が次々と倒れた、猛暑下の一戦

8月4日、仁川(インチョン)のSSGランダースフィールドで行われたSSGランダース対LGツインズ戦で、25人の観客が熱中症の疑いのある症状を訴え、現場で治療を受けた。

このうち2人は重症で、救急車で病院に搬送された。重い症状を示した1人は、8回裏終了後、9回表のLG攻撃が始まる直前に一塁側観客席で意識を失い、階段付近に倒れた。

周囲の観客の通報を受けて、現場では気道確保や心肺蘇生が行われ、AEDによる電気ショックも1回実施された。球団の説明によれば、この処置でこの観客は意識を回復し、担架で救急車まで運ばれ病院に搬送されたという。

救護活動の間、試合はおよそ9分間中断された。試合終了間際には、応援指定席にいた別の男性ファンも意識を失って倒れた。

球団は「持病と熱中症の疑いのある症状が複合的に作用した」とし、警備員が駆けつけた直後に意識を回復し、救急車で病院に運ばれたと明らかにした。

この日の試合開始時、仁川の気温は33.7度、体感温度は35.5度に達していた。猛暑警報が発令されていれば開始時刻を最大1時間遅らせることができる規定があったが、試合は定刻通りに始められていた。

わずか1日で猛暑に対する基準を見直へ
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