Dharamraj Dhutia

[ムンバイ 31日 ロイター] - ブルームバーグ・インデックス・サービス(BISL)は31日、主力指数「グローバル総合債券指数」へのインド国債の組み入れを見送った。最近の税制改正でインド国債の採用が後押しされると期待していた投資家には失望が広がった。

同指数への組み入れは通常、債券市場への海外資金流入の増加につながり、通貨を押し上げる効果がある。インドルピーは今年に入りこれまでに5.5%下落している。

BISLはインド国債の指数組み入れについて引き続き評価を行っていく方針を示した。

声明で「インド国債市場はグローバル総合債券指数への組み入れに求められる基準を満たすため、意味のある進展を続けている」とした。一方で「最近の市場改善策の重要性と、それらが日々の市場慣行に完全に反映されるようにする必要性を踏まえ、判断を下す前にこうした進展がより確固たるものとして定着するための追加的な時間が必要と考える」と述べた。

インド政府は6月、外国機関投資家および国際決済銀行(BIS)を対象に、国債から得られる利子や売却益にかかるキャピタルゲイン税を免除すると発表した。

変更前は12カ月以上保有した債券に対して12.5%の長期キャピタルゲイン税が課され、国債から得られる利子には20%の源泉徴収税が課されていた。

また、インド準備銀行(中央銀行)は投資枠の制限なく外国人投資家が投資できる債券の対象を拡大し、15年債、30年債、40年債を新たに加えた。

これらの変更により、インド国債への海外資金流入は68億ドルに達したが、ここ数日間で流入額はピーク時の75億ドルから縮小している。

ブルームバーグがインド国債の即時組み入れを見送ったことで売りが一段と進み、債券利回りが上昇する可能性がある。

カルール・ビシャ銀行の財務責任者VRC・レディ氏は「大きなネガティブサプライズだ。10年債利回りは8月3日に6.90%に達する可能性があり、インド中銀の政策決定を前に6.90%を上回る水準を試す展開もあり得る」と述べた。

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