[30日 ロイター] - ウクライナの首都キーウで30日未明、ロシアによる弾道ミサイル攻撃があり、当局によると少なくとも1人が死亡した。隣国ポーランドは領空防衛のため戦闘機をスクランブル(緊急発進)させた。

ロイターの関係者によると、市内では複数の爆発音が聞こえた。キーウのクリチコ市長は、幾つかの非居住用施設で火災が発生したとテレグラムに投稿した。ウクライナのほぼ全域で空襲警報が発令された。

ゼレンスキー大統領は前日、ロシアによる大規模な攻撃が行われる可能性が高いと警告していた。

同氏はテレグラムへの投稿で、ウクライナ国民の安全は同盟国がミサイル防衛システムを提供する意思にかかっていると強調。「パートナー諸国が現状を十分に理解し、人々の命を守れるかどうかは防空ミサイルを提供する意思があるか否かに直接かかっていると認識することが重要だ」と訴えた。

ゼレンスキー氏は28日に訪米し、トランプ大統領とホワイトハウスで会談。会談後、トランプ氏がパトリオット迎撃ミサイルの製造ライセンス供与に同意したと明らかにしていた。

欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の加盟国で、ウクライナと国境を接するポーランドは、ロシアが空爆を行う中、自国の領空を守るため予防的に戦闘機を緊急発進させた。軍がXに投稿した。

「戦闘機と早期警戒機が任務を開始し、地上配備の防空システムとレーダー偵察システムは即応態勢に入った」とした上で、これらの措置は予防的な性格のものだと説明した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。