日中の日光と不眠症との関係性
また、朝浴びる光の色として最適な青白い光は、光の波の長さを示す波長でいうと波長の短い「短波長領域(たんぱちょうりょういき)」、いわゆるブルーライトを多く含んでいます。
太陽光にはこのブルーライトが比較的多く含まれているため、青白い照明の光を浴びるのと同様に、朝に日光を浴びることで生活リズムが整いやすくなり、夜にはメラトニンがしっかり分泌され、質のいい睡眠が得られやすくなるといえます。
実際に、日中に日光を浴びている人は、不眠症が少なく、また、朝の目覚めやすさの改善につながることが研究で報告されています。
さらに、日光が入るオフィスで働く人は、窓がなく日光にほとんど当たらない環境で働く人に比べて睡眠の質がよく、体調も良好な傾向であること、一方、窓のない環境で働く人は、疲れやすい傾向であることも報告されています。
起床後は屋外に出て日光を浴びるのが理想的です。ただ、外出が難しい場合は、室内でも窓からの日光を活用することで睡眠の質を高めるために十分な照度を得られると考えられます。
入院中の患者を対象にベッドの位置が窓から近い患者と遠い患者の睡眠の質を調査した研究では、窓から近い患者のほうが睡眠の質がいい傾向にあることが確認されています。
この結果からも、窓から入る日光が睡眠にいい影響を与えている可能性が高いと考えられます。
室内で過ごす時間が長い方でも、窓から入る日光を活用することで、質のいい睡眠が得られやすくなるといえるでしょう。
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