Tamiyuki Kihara

[東京 26日 ロイター] - 財務省は26日夜、日本による5500億ドル(約89兆円)の対米投融資をめぐり、米銀による融資を検討していることを公式「X」で明らかにした。今年3月に発表した第2弾プロジェクトのうち、天然ガス発電施設の建設が対象になるとの見通しも示した。ロイターは21日、複数の米銀が参画する方向で調整が進んでいると報道。候補としてJPモルガン・チェースが含まれるなどと報じた。

財務省は投稿の中で、「天然ガス発電施設の建設に向け、国際協力銀行(JBIC)による融資に加え、外国銀行による融資を検討している」と記載。「JBICと外国銀行の協調融資や、日本貿易保険(NEXI)による外国銀行への融資保証は、従来から様々な場面で実施しているもの」だと説明した。

その上で、JBICやNEXIによる支援は、日本企業が利益を得る案件であることが法令上の条件だとし、この点が戦略的投資に関する日米間の覚書でも明確に確認されていると補足した。「外国銀行による融資が実現すれば、投資イニシアティブ実施のための外貨調達も一層円滑になる」と意義を強調した。具体的な米銀の行名や融資額には触れていない。

対米投融資は、米国が日本からの輸入品に課す関税を15%に引き下げることの見返りとして、両国が昨年7月に合意した。投融資額の3分の1を政府系のJBICが提供し、残りを三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループが協調融資する枠組みだ。しかし、巨額のドル建て融資が必要になるため、ドル調達が課題となっていた。

ロイターは21日、日本政府が既に米側から第3弾の対象となり得るプロジェクトのリストを受け取ったことも報じた。

(鬼原民幸 編集:久保信博)

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