Suban Abdulla

[ロンドン 24日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた英国の7月の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は52.1で、6月の49.3から予想以上に上昇し2月以来の高水準となった。

イラン情勢の一時的な緩和を受け、好不況の分かれ目である50を3カ月ぶりに上回った。

サービス部門PMIは51.8。前月の48.8から上昇し、4月以来の高水準となった。製造業PMIは52.5から52.8に上昇した。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は、猛暑やサッカーのワールドカップ(W杯)、高コストと情勢不安を受けて海外より国内で休暇を過ごす動きで接客業が潤ったと指摘した。

サービスと製造業を合わせた投入価格インフレ率は2月以来の低水準となった。湾岸の一時的な緊張緩和で、原油価格が下落し、燃料や原材料コストが低下したことが寄与した。

ウィリアムソン氏は「月の前半に見られた原油価格の下落により価格圧力が和らいだ。これにより、イングランド銀行(英中央銀行、BOE)が利上げを見送るとの観測が強まる可能性がある」と述べた。とはいえ、中東紛争に起因するエネルギー価格高騰と供給逼迫が、過去の政府政策による事業コスト圧力に拍車をかけており、インフレ圧力は高止まりしていると指摘した。

向こう1年の事業に対する楽観度は2月以来の高水準となった。

しかしS&Pは、足元で中東情勢が再び緊迫化しており、コスト圧力の緩和が帳消しになるリスクを指摘した。

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