Patricia Zengerle

[ワシントン 23日 ロイター] - 米下院は23日、トランプ大統領に対しイランへの軍事行動の停止を指示する戦争権限決議案を可決した。一方、上院はそのわずか数時間後、同様の別の決議案の審議入りを阻止した。

共和党が主導する下院では、賛成214票、反対208票の採決結果で同案が可決された。共和党から4人が民主党と共に賛成票を投じ、トランプ氏に対する象徴的な反発を示した。

しかし、そのわずか数時間後には、上院が独自の戦争権限決議案について採決を実施。49対47で審議入りを阻止した。

上院の手続き上の採決では、共和党のスーザン・コリンズ議員(メーン州)が民主党と共に決議案に賛成票を投じた一方、民主党のジョン・フェッターマン議員(ペンシルベニア州)が反対票を投じた。4人の議員は投票しなかった。

戦争権限決議案は、議会が承認しない限り、イランに対する「米軍の戦闘行為を停止する」ようトランプ氏に指示する内容となっている。

今回の両院の採決は、泥沼化する対イラン戦争を巡り、与野党議員の間で不満が高まっていることを反映している。トランプ氏は当初、迅速かつ限定的な作戦でイランを降伏に追い込めると主張していた。

トランプ氏はこの日、イランに対する大規模な戦闘作戦の再開を真剣に検討しているとし、2月に実施した「エピック・フューリー(壮絶な怒り)作戦」を超える大規模な攻撃が含まれる可能性があると明らかにした。

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