[21日 ロイター] - 指数算出大手のMSCIは21日、潜在的な集中リスクに対処するため、「MSCI米国エンハンスト・バリュー指数」における単一発行体の組み入れ比率の上限を一時的に25%に設定すると発表した。

この例外的措置は毎月見直され、9月1日から発効する。

こうした措置の背景には、米国の一部の超大型株が上昇し、株価指数における銘柄の偏りが強まっていることがある。これにより、投資家の資産が少数の企業に過度に集中しているのではないかとの懸念が高まっている。

MSCIの株価指数は、投資ファンドや年金基金、資産運用会社が保有する数兆ドル規模の資産のベンチマークとして機能し、パフォーマンスの測定や投資判断の指針に用いられている。

新ルールでは、ある日の単一発行体の証券の合計比率が25%を超えた場合、MSCIはその発行体の比率を20%に引き下げ、超過分を指数内の残りの発行体に比例配分する。

MSCIは、エンハンスト・バリュー指数全体の集中度を精査しており、この問題に対応するための算出方法の改善案について、一般の意見を近く募ると表明した。

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