脅かされる紅海ルート

情報筋3人がロイターに語ったところでは、イランはフーシ派に対し、米国がイランの電力インフラを攻撃した場合、紅海の原油輸送ルート封鎖の準備をするよう要請した。一部の輸送が紅海に迂回しているため、これは世界のエネルギー供給にとって新たな脅威となりかねない。

しかし、ワシントンにある対イラン強硬派シンクタンク「民主主義防衛財団」を率いるマーク・デュボウィッツ氏は短文投稿サイト「X」への投稿で、この動きは世界中でパイプラインや新たな海運ルート構築の動きを加速させるだけだと指摘。イランは「やけになってホルムズ海峡というカードを切っている」と主張した。

一方、一部のアナリストは、外国への介入を避けて米国の経済問題に集中するという公約を掲げて選挙戦を戦ったトランプ氏が、2月28日の攻撃開始時と同じ過ちを繰り返す可能性があるとみている。

トランプ氏は当時、攻撃の理由をほとんど説明せず、明確な出口戦略もないまま攻撃に踏み切った。

イスラエル国家安全保障研究所のイラン研究者であり、元イスラエル軍情報当局者のダニー・シトリノウィッツ氏はXへの投稿で「米政権がどれほど圧力をかけようと、どれほど新たな脅しを発しようと、イラン指導部が屈服する可能性は低い」と予想。「仮にトランプ氏が標的を拡大し続けるなら、イランも同様の形で報復する可能性が高い」と記した。

[ロイター]
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