だが、誰とつながるかも当然重要だ。「友達の友達」ではなく「友達の友達の友達」となると、互いにさまざまな影響を及ぼすことが分かってきた。身体的な健康(あるいは不健康)が"伝染"することまであるという。必ずしもポジティブな影響とは限らないわけだ。「友達の友達」は積極的に接触すべきだが、「友達の友達の友達」はタイミングを見計らったほうがいいことも著者は指摘する。

1つの業界や職業の中でつながることと、グループの橋渡しになることはどちらが効果的か。待っているだけでネットワークが広がることもあり得るのか。新しいコネクションをどこで、どのように作るのか。これらネットワーク・サイエンスの詳細は本書に譲るが、少なくとも著者のこの言葉は覚えておいて損はないだろう。


 私たちはネットワークを持っているのではない。むしろ巨大なネットワークの内部に埋め込まれた存在であり、その中でうまく動く方法を学ばなければならない。必要なのは、自分のネットワーク内に誰がいるかに注意を払うこと。(中略)
 あなたの友達の友達、それがあなたの未来だ。(281~282ページ)


ビジネスで使えるのは「友達の友達」――「冬眠人脈」の底知れぬ力

 デビッド・バーカス 著

 矢羽野薫・雨海弘美・服部真琴 訳

 CCCメディアハウス
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