David Lawder

[15日 ロイター] - 米通商代表部(USTR)のグリア代表は15日、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)を巡るメキシコとの貿易交渉は進展している一方、カナダとの協議ではトランプ大統領が求める譲歩がまだ得られていないと述べた。トランプ氏は両国との貿易赤字削減を目指している。

グリア氏はコロラド州で開かれたアスペン研究所主催の安全保障フォーラムで「メキシコとの協議は順調に進んでいる。彼らはかなり実利的だ」と述べる一方、貿易赤字は難題だと指摘した。

米・メキシコ両国当局者は来週、メキシコ市でUSMCAに関する3回目の正式な2国間交渉を行う予定。

トランプ政権は今月1日、対メキシコ貿易赤字への懸念などを理由にUSMCAの延長を見送った。米国勢調査局によると、2025年の赤字額は17%増の1970億ドル。これにより、3カ国が合意できなければ10年後に協定を終了させるカウントダウンが始まった。

グリア氏は自動車や電子機器、医薬品など戦略分野で原産地規則を厳格化したい意向を示した。

一方、カナダとは正式交渉が始まっていないという。会合は毎週行っているものの、「譲歩でも進展でもない」と指摘。突破口にはトランプ氏とカーニー加首相の直接合意が必要になる可能性があるとの考えを示した。

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