米著名投資家で投資会社バークシャー・ハサウェイ会長を務めるウォーレン・バフェット氏(95)は、長年続けてきたビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団への寄付を終了した理由について、自身の子どもたちが高齢となり、自らの資産配分を担う準備が整ったためだと説明した。米CNBCが15日にインタビュー内容を報じた。

バフェット氏は「3人の子どもたちに資産は託されており、それを適切に活用する責任があると伝えている」と語った。

一方でビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団を創設したマイクロソフト共同創業者ビル・ゲイツ氏と、少女らの性的人身売買罪で起訴され自殺した富豪エプスタイン元被告の関係については、「不快感を持った」と述べた。

ただ「彼は間違いを犯したが、私自身も採用や交友関係で後になって判断を誤ったと分かることがあった」と述べ、ゲイツ氏を擁護する姿勢も示した。

バフェット氏は14日、保有するバークシャー株約60億ドル相当を寄付すると発表したが、その寄付先に同氏が2006年以降バークシャー株470億ドル超相当を寄付してきたゲイツ財団は含まれてなかった。

今回寄付されたクラスB株1200万株は長女スージー氏、長男ハワード氏、次男ピーター氏が関わる4つの財団に配分される。これにより、バフェットが06年以降にこれら4財団へ寄付したバークシャー株は累計230億ドル超となる。

またバフェット氏は保有するバークシャー株の残りについても、従来の「死後10年以内」から、34年末までに分配を完了する方針へ前倒しした。子どもたちの高齢化を踏まえた判断としている。

「自身の状況全体を見直した。問題は寿命だけではない。判断力を維持できるかどうかでもある」という。

バフェット氏は改めてゲイツ氏との関係については「多くの素晴らしい時間を共有してきた。素晴らしい友情だった」と述べ、ゲイツ財団への寄付は「良い判断だった」と評価した。

これに対してゲイツ氏は声明で、バフェット氏を「親愛なる友人」と呼び、「財団への支援によって数百万人の命を救うことができた」と感謝を表明した。

[ロイター]
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