米国はイランへの攻撃を再開し、トランプ大統領は海水淡水化施設や石油輸出拠点も攻撃対象になり得ると警告した。停戦は崩れ、中東情勢は再び全面的な軍事衝突へ向かう懸念が強まっている。
◾️再び激しさを増すアメリカとイランの攻撃の応酬(青は米軍の攻撃、赤はイランの攻撃)

米海軍の退役中将ロバート・マレットは7月14日、本誌に対し、「米国とイランの対立は新たな段階に入った。ここ3~4日で情勢は明らかな転換点を迎えた」と語った。
米中央軍(CENTCOM)は14日、米東部時間午後3時からイランへの新たな攻撃を開始したと発表した。海上封鎖が再開される約1時間前だった。
中央軍は、この攻撃について「ホルムズ海峡で商船に対するイランの攻撃能力を引き続き低下させる」と説明した。
トランプ大統領は14日の記者団とのやり取りで、週末にイラン指導部との合意を試みたものの、相手側が交渉から離脱したと述べた。
「私は彼らにチャンスを与えた。合意する機会を与えたかった。実際には2日前には合意がまとまっていたが、突然できないと言い出した。何か気に入らない点があったようだ」と説明した。
さらに、「先に撃ってきたのは彼らだ。それは大きな間違いだった。だからこそ、われわれは彼らを徹底的に叩いている」と続けた。
ホルムズ海峡が再び危険な火種となるなか、今後の攻撃では、イラン国内の拠点が新たな標的になる可能性がある。
イラン南部の港湾都市バンダルアッバースでは14日に爆発が報告された。一方、イランは地域一帯の米軍施設への報復を警告しており、バーレーン、ヨルダン、クウェート、オマーンが危険にさらされている。