[ベルリン 10日 ロイター] - ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)、メルセデス・ベンツ、BMW< BMWG.DE>による2026年第2・四半期(26年4─6月期)の中国での販売台数は、前年同期比30%以上減少した。現地メーカーとの競争激化が響いた。VWは36.6%減と、3社の中で落ち込みが最も大きかった。
中国での環境対応車への補助金が縮小。中国の6月の自動車販売台数は、9カ月連続の減少となった。VWの販売担当幹部は「中国の販売は厳しい状況が続いている。新型電気自動車(EV)の投入による効果もあったが、市場全体が約20%縮小する中、影響を避けられなかった」と述べた。VWは24年、中国EV大手BYD(比亜迪)に市場トップの座を明け渡したが、今年に入り首位を奪還する場面もあった。
アナリストや業界関係者は、ドイツのブランドが築いてきたエンジンの強みが中国の若い消費者に響かなくなっていると指摘。3社はいずれも中国市場に適したEVのラインナップを刷新しているものの、競合他社はさらに早いスピードで進めているとの指摘もある。
26年4─6月期の世界販売台数はVWが8.6%減、メルセデスが8.0%減、BMWが4.9%減だった。BMWは今年6月、利益見通しを下方修正し、中東での戦闘に伴って燃料価格が押し上げられたことも消費者需要に影響を与えたと説明した。