[キーウ 10日 ロイター] - ウクライナ軍参謀本部は10日、ロシア各地の製油所や石油ターミナルのほか、クリミア半島に近いアゾフ海にあるタンカーを攻撃したと明らかにした。ウクライナがロシアのエネルギー部門を標的とした攻撃を続ける中、ロシアによるウクライナに対する攻撃も続いており、この日は東部ドネツク州で少なくとも4人が死亡した。
ウクライナ軍参謀本部は対話アプリ「テレグラム」への投稿で、ロシア南部クラスノダールにあるイルスキー製油所で火災が発生したほか、北西部レニングラード州のウスチ・ルガにある石油精製施設も攻撃を受けたと明らかにした。両施設はこれまでもウクライナ軍の攻撃対象になっている。
このほか、南部ロストフ州の石油ターミナルと石油貯蔵施設も攻撃を受け、爆発や火災が発生したとしている。
また、ウクライナ軍のドローン(小型無人機)部隊を率いるロベルト・ブロウディ司令官はアゾフ海でタンカー10隻を攻撃したと表明。ウクライナ軍は2014年にロシアが一方的に併合したクリミア半島の孤立化を図っており、今週に入ってから約50隻の燃料輸送船を損傷させたという。
ロシアのウクライナに対する攻撃も続いており、この日は東部ドネツク州の前線に近いクラマトルスクに対する空爆を実施。ドネツク州のフィラシキン州知事によると10代の若者を含む少なくとも4人が死亡した。フィラシキン氏は、ロシアは意図的に民間人を標的にしていると非難している。