Suban Abdulla Andy Bruce

[ロンドン 30日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が30日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)確報値は速報値と同じく前期比0.6%増加だった。イラン紛争の影響が本格化する前の段階で、すでに家計が厳しい状況だったことが示された。

前年比では0.9%増だった。

ONSは、サービス業がけん引役だったと説明した。

第1・四半期に強い数字が出るのは3年連続。一部のエコノミストからはONSの季節調整プロセスに対する懸念の声が上がっている。

ONSは30日、注意深く監視しているものの、調査の結果、統計的に有意な季節性は見つからなかったと改めて表明した。

1人当たりの実質家計可処分所得は0.8%減少した。2025年第4・四半期は1.2%増加していた。

貯蓄率は0.7%ポイント低下し8.9%となった。

コンサルティング会社EY ITEMクラブのチーフエコノミックアドバイザー、マット・スワネル氏は「家計支出の軟化に加え、金融環境の引き締めと経済の不確実性が投資の重しとなる」と指摘した。またスターマー首相が辞任を表明したことを踏まえ、「政府はまもなく新たな指導体制に移行するが、財政政策は目先、引き締め基調が続く可能性が高い」と述べた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。