中国の国営放送CCTVは6月22日、核搭載可能な極超音速ミサイルシステム「DF-17」の映像を初めて公開した。中国が保有する最先端兵器の一つを間近に見ることができる稀な映像だ。
【動画】核搭載可能な極超音速ミサイルシステム「DF-17」の映像
映像は、DF-17の上部に搭載された楔形の極超音速滑空体にカメラがズームインした後、ゴビ砂漠で輸送起立発射機(TEL)から垂直に発射された。
極超音速ミサイルは一般に、少なくとも音速の5倍で飛行できる兵器と定義される。多くは機動可能な滑空体を使用しており、従来型の弾道ミサイルよりも追尾や迎撃が難しい。
中国は極超音速兵器開発の主導国と見なされている。アナリストらによれば、こうした兵器は、台湾を含む地域紛争が起きた場合に外国の介入を抑止する中国の戦略の重要な一部となっている。
2019年10月1日の国慶節軍事パレードで初めて公の場に登場した中距離ミサイルであるDF-17は、中国軍に配備された初の極超音速兵器だ。
今回の新映像は、人民解放軍ロケット軍の前身組織の創設から60年となる7月1日の記念日を前に放送された。
DF-17の射程はおよそ1700~2500キロとみられており、南シナ海や日本にある米軍基地などが射程圏内に入る。また、道路移動式であるため、サイロ配備型システムよりも探知や標的化が難しく、有事の際にも破壊を免れやすい。
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