欧州を覆う熱波で、フランスでは車内に取り残された子ども2人を含む少なくとも18人が死亡した。複数の都市で気温の最高記録が更新された。

フランスの学校は休校したり、時間割の変更を行ったりした。英国の気象当局は、気温が今週6月の記録を更新する可能性があるとの見通しを示した。

仏西部のワイン産地ボルドーでは気温が摂氏41.9度まで上昇し、2025年8月に記録した過去最高を更新した。中部ポワティエでは41.2度に達し、1947年に記録した過去最高を上回った。

スペインの比較的涼しい北部に位置するサンセバスチャンでは、気温が40度に達する見込みとなった。ロイター・クライメート・モニターによると、同市の6月22日の過去平均の2倍以上に相当する。同モニターは、欧州が22日時点で過去の平年値から最も乖離(かいり)した大陸であることを示した。

世界気象機関(WMO)が4月に公表した報告書によると、欧州は世界平均の2倍以上のペースで温暖化が進んでいる。

フランス南東部カルパントラの検察官は、母親が自宅前に止められた家族の車の中で意識を失っているのを発見した2歳と4歳の子ども2人について、救急隊員が対応したものの、蘇生できなかったと明らかにした。

ボルドー地域では週末にかけて、80─95歳の高齢者3人が熱波による健康被害で死亡した。地元政府当局者が21日遅くに明らかにした。

フランスではまた、21日から22日にかけて13人の溺死が報告された。

一方、英気象庁は22日、4日間続く熱波で一部地域では気温が39度を超える可能性があり、1957年と1976年に記録した最高気温35.6度を容易に更新するとの見方を示した。英国は数週間前にも、5月としての観測史上最高気温を更新したばかりだ。

[ロイター]
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