[ソウル 23日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は20─22日に開催された党中央委員会の会合で、核保有国としての地位を行使することが、予測不可能で複雑な世界の安全保障情勢に対処する唯一の方法だと述べた。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が23日に伝えた。

金氏は、覇権主義勢力の「ギャングのような」強欲によって「想像を絶する驚くべき事件や出来事」が起きており、世界各地の対立がより激しくなっていると指摘。欧州と中東で流血の事態が悪化しているのは米国の責任だと非難した。

また、米国と韓国が北朝鮮への攻撃のみを目的とした合同の核態勢を着実に強化し、朝鮮半島の安全保障情勢をより危険なものにしているとも述べた。

KCNAは「核戦力を着実に拡大・強化し、核兵器保有国としての地位を徹底的に行使することが、多面的に複雑化する予測不可能な国際的な軍事・政治情勢に積極的かつ自信を持って対処する最も正しい独自の道だ」と伝えた。

北朝鮮の核戦力に関して取られる可能性のある具体的な行動については示さなかった。

KCNAによると、金氏はさらに通常兵器の増強と、排水量1万トンの戦略誘導ミサイル巡洋艦の建造加速を命じた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。