欧州委員会のフォンデアライエン委員長は、欧州連合(EU)企業に主要な調達先の多様化を義務付ける新法を提案する方針を明らかにした。ただ、企業が中国からのデリスキング(リスク低減)を積極的に進めれば、不要になる可能性もあるとした。
EU首脳は19日にブリュッセルで開いた会合で、欧州委員会が「世界的なマクロ経済の不均衡」について主要貿易相手国と対話を進めるとともに、新たな貿易措置が必要かどうかを検討すべきとの立場で合意した。
焦点となったのは中国だが、首脳会議の結論文書では同国を名指ししなかった。
フォンデアライエン氏は、企業のリスク低減のペースがあまりにも遅いため、多様化を促す措置を提案すると述べた。この問題は2025年、中国が重要鉱物の加工における支配的地位を利用してレアアース(希土類)に輸出規制を課したことで深刻化した。
フォンデアライエン氏は、企業がリスク低減の取り組みを強化することが最良のシナリオだとし、その場合は措置が不要になる可能性があると指摘した。
その上で「改善が必要だ。数字を見れば一目瞭然であり、われわれは関係を再均衡させなければならない」と述べた。
[ロイター]

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