いたちごっこ

ロシアにおいてVPNの使用自体は違法ではないが、ロスコムナゾールが何百種類ものVPNサービスへのアクセスを制限しているため、ユーザーは次々と新しいサービスをダウンロードするという「いたちごっこ」が続いている。

モスクワの独立系世論調査機関レバダ・センターによると、VPNを使用していると認めたロシア国民の割合は、2022年の23%から今年は36%に増加した。

VKは5月、昨年始動したMAXの1日当たりアクティブユーザー数が8500万人を超えたと発表した。

ロイターTVがモスクワで会社員や通行人合わせて6人前後にインタビューしたところ、半数はデジタル環境へのいら立ちをあらわにしたが、残りの半数は、もう慣れてVPNは使っていないと答えた。

国民の不満が高まる中、ロシア政府はここ数週間で姿勢を軟化させ、モバイルインターネットの遮断は一時的なものだと国民に訴えている。

ロシアメディアの報道によると、VPNユーザーを対象に、通信事業者が月15ギガバイト以上の海外データ通信を利用した顧客に追加料金を課す計画は、5月に延期された。実施は選挙後になりそうだという。

またプーチン氏は政府とFSBに対し、医療プラットフォームやオンライン決済システムなどの重要インフラが正常に稼働し続けるよう、連携して取り組むよう要請した。

しかしインテリアデザイナーのイリーナさんは、デジタルの生活が近い将来に楽になるとは期待していない。「ロシアには、一時しのぎほど長続きするものはない、ということわざがある」と彼女は語った。

[ロイター]
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